身上書・釣書とはどんなもの?

身上書(しんじょうしょ)は釣書(つりしょ・つりがき)とも言われ、必要となるのは縁談を持ち掛けるときが一般的です。

ちなみに身上書と呼んでいるのは関東圏で、釣書と呼ぶのは関西圏です。

身上書とは具体的にどんなものなのか、もし書かなければいけなくなった場合はどんなふうに書けばいいかは、ぜひ知っておきたいところでしょう。

事実、身上書を目にするのは縁談の当人だけでなく、仲人や相手の家族も隅々まで目を通すものですから、その人のイメージにまで影響を及ぼします。

例えるなら求職するときの履歴書や職務経歴書などの重要書類と同じで、書き方から封筒への入れ方までマナーが必要な書面と言えます。

身上書の必要性とは?

身上書はその人のプロフィールが書かれた自己紹介書ですが、SNS時代のいわゆるプロフとはかなり異なるものです。

本来は縁談を仲介者などに写真とともに託して、結婚相手になりそうな人に見てもらう書類になります。

また、現代は恋愛結婚が主流ですが、それでも両家の関係を重視する人は多いです。

そうした意味で、本人の身上書に加えて家族書もしくは親族書という、いわば家族のプロフィールが書かれた紹介書も合わせて用意されることも少なくありません。

もちろん現代では必ずしも一般的なものではなく、必須とされるものでもありません。

書類の交換方法も人や地域の風習などによっても大きく異なりますが、縁談と同時に当然のごとく身上書の交換を求められるケースもあります。

比較的関西の縁談で交換されることが多いようですが、当人がと言うより親世代が書面で相手のことを知りたいと考えるケースが多いでしょう。

良縁でも交際が始まる前に摩擦が生じても困りますので慎重に扱う必要がありますし、必要になった場合に備えどのように書けばいいかを知っておくことはプラスになります。

身上書の基本的な書き方とマナー

身上書は手書きの縦書きが原則で、本人が墨筆や筆ペン、万年筆で書くのが基本です。

手書き文字から人柄を伝えるという意味もありますので、上手下手ではなく心をこめて丁寧に、誠実さが伝わるように書きましょう。

とはいえ、どうしてもうまく書けないという場合は、代筆を頼むこともあります。

ただしスマートフォンやパソコンで作ってプリントでは、会う前からイメージダウンしてしまう恐れがありますので避けましょう。

用紙は上質紙のA4かB4、B5サイズか、便せんが妥当です。罫線は入っていても構いません。デザインがある場合は、薄い色合いのものを選びましょう。

一緒に写真を同封しますが、フォトスタジオで撮ってもらったものを1枚、スナップ写真を1~2枚用意します。

スナップ写真は活気のあるものを選びましょう。ただし、友人同士で撮ったものは避け、1人もしくは家族と一緒に撮ったものを用意します。

封筒は郵便番号枠のない白無地で、表に身上書と書きます。中に三つ折りにした身上書を収め、封筒の蓋はのり付けせずに渡しましょう。

身上書には何を書く?

一般的な身上書に書かれる内容は以下の通りです。

  • 氏名、生年月日
  • 本籍地、現住所
  • 学歴、職歴、勤務先
  • 資格、趣味や特技
  • 身長、体重

そのほかに、結婚においてアピールポイントになるものを書くのが一般的です。

また信仰上の理由などで食の禁忌などがある場合は書くことで事前に知らせる役割も持っています。

既往症やローン、奨学金の借入金などがある場合も記載しましょう。

さらに親と同居していたり、ペットを飼っていたりする場合などは、そのことも記しておくのがベストです。

身上書を渡すタイミングはいつ?

基本的に本人が渡すものではないので、仲人が話を持ち掛けるときに相手家族に渡すのが一般的です。

そのため本人から仲人や世話人に身上書を渡すタイミングは、結婚相手の紹介を依頼するタイミングになります。

当然仲人や世話人は内容を確認しますので、封は開けたまま渡します。